バーベキューのあとだった。まったりビールなんかのみながら
皆で話してるときだった。
「俺さー、おばけとかそういうのって、みたことないんだよ〜」
「うん」
「ケイっちさー、見えるんでしょ?見えるんでしょ!?」
「ははは。いつもってわけじゃないけどねぇ」
「いいなー すごいなー」
「すごくなんかないよ」
「俺も見たいなー。ねえ、どうやってみえるの?」
「どう?って・・・。フッとみえるだけで、なんていったらいいのか・・・」
「えー?形ははっきりしてるの?」
「してるのもあり、してないのもあり・・・」
「わかんないなー」
「ははは。そこだけ、色が違うって言うか、歪んで見えたり、ぼんやりした光が
スーっとよこぎったり、
丸いものがふよふよういてたりとかも、あるよ」
「へえー。全然わかんねえや。でも、見えたら楽しいだろうなー」
「だから、楽しくないって」
「そうかなぁ?」
ケイくんが、やれやれと苦笑して、今度は少し身を乗り出して言った
相手に対して、すごむ そんな感じ。
「そんなに見たい?」
「えっ」
「じゃぁさ、テレビや雑誌の心霊スポットっていうウソくさいところじゃなくて
本当に怖いところに案内してあげるよ。
僕は真剣に怖いから、一歩手前までしか行かないけど。
ど う な っ て も し ら な い よ?」
顔は笑ってる。目は笑ってない。ケイくん。
見たいなーっていってた友人が、あたふたして
「やだなー興味があるだけだよー。とりつかれたらいやじゃーん」
と泳いだ目で言った。
そういう友達に、ケイくんは慈愛に満ちた目で微笑んだ。
「知らないほうが良いよ。見ないほうが」
「おどすなよケイっちー。ははははっはは」
友人はポンとケイくんの腕を小突いた。
ケイくんは普通に笑っていた。
信じないひとは信じなくていい。
信じるも信じないも、勝手だからね。
自分が信じないのを掲げて、信じる人を非難して騒ぐほど愚かしい人も
いないだろうけどねえ・・・ どうだか・・・。
皆で話してるときだった。
「俺さー、おばけとかそういうのって、みたことないんだよ〜」
「うん」
「ケイっちさー、見えるんでしょ?見えるんでしょ!?」
「ははは。いつもってわけじゃないけどねぇ」
「いいなー すごいなー」
「すごくなんかないよ」
「俺も見たいなー。ねえ、どうやってみえるの?」
「どう?って・・・。フッとみえるだけで、なんていったらいいのか・・・」
「えー?形ははっきりしてるの?」
「してるのもあり、してないのもあり・・・」
「わかんないなー」
「ははは。そこだけ、色が違うって言うか、歪んで見えたり、ぼんやりした光が
スーっとよこぎったり、
丸いものがふよふよういてたりとかも、あるよ」
「へえー。全然わかんねえや。でも、見えたら楽しいだろうなー」
「だから、楽しくないって」
「そうかなぁ?」
ケイくんが、やれやれと苦笑して、今度は少し身を乗り出して言った
相手に対して、すごむ そんな感じ。
「そんなに見たい?」
「えっ」
「じゃぁさ、テレビや雑誌の心霊スポットっていうウソくさいところじゃなくて
本当に怖いところに案内してあげるよ。
僕は真剣に怖いから、一歩手前までしか行かないけど。
ど う な っ て も し ら な い よ?」
顔は笑ってる。目は笑ってない。ケイくん。
見たいなーっていってた友人が、あたふたして
「やだなー興味があるだけだよー。とりつかれたらいやじゃーん」
と泳いだ目で言った。
そういう友達に、ケイくんは慈愛に満ちた目で微笑んだ。
「知らないほうが良いよ。見ないほうが」
「おどすなよケイっちー。ははははっはは」
友人はポンとケイくんの腕を小突いた。
ケイくんは普通に笑っていた。
信じないひとは信じなくていい。
信じるも信じないも、勝手だからね。
自分が信じないのを掲げて、信じる人を非難して騒ぐほど愚かしい人も
いないだろうけどねえ・・・ どうだか・・・。
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