ケイくんの仕事は超実力世界。
 
例えば、ネジを回してとりつける、ということなら
私でも出来る。
でもこれではダメ。これでは一ヶ月でお店は締めなければならない。
 
ネジを回して取り付けて、その先が最も大切なこと。
これがケイくんの「実力」に関わってくる。
ネジの頭を綺麗に磨くか、壁と同系色の壁紙を切って貼り付けるか、
ネジ頭を切るか。など。
 
(もちろん、これは例え話でケイくんはネジなんか回さない。壁紙なんかさわらない)
 
 
そして、その世界でがんばっていると、同業者???から
儲け話とか経営について”触手が伸びてくる。
 
確かに、やり方次第でお客さんのこと(懐具合ね)考えずに
触手の先にあるような「儲ける!」ってやり方をやれば
最低で5日で25万は売り上げられる計算になる。
 
 
触手は、何かと「カネカネ金かね金カネカネ」
ひぐらしの泣き声のごとく。もっと私欲と俗にまみれてるけど。
 
そして、ケイくんが最も大切にしたい相手を
「切り捨てろ切り捨てろ切り捨てろそうすれば成功成功成功せいこう」
こう囁く。
 
 
お金は必要です。
こちらも生きていかなきゃならないから。
 
触手は「お客は選べ」という。
ケイくんだって選んでますよ。ご心配なく。
 
ただね、選ぶ基準がものすごく違う。
触手は「自分の言いなりになる客」
ケイくんは「自分らしく生きていきたい客」
なんだな。
 
 
自分の言いなりになる客ばかりに囲まれていれば楽だと思う。
でも、私もケイくんも心にそれがひっかかる。
 
小さな小さな路地裏で、動けなくなって必死で泣いている子猫を
温かいお湯にいれ、毛布に包み、元気にさせて親元に帰す・・・それが
ケイくんの目指してるものだと私は思ってる。
 
(獣医ではありません)
 
そういう子猫がここまでやってきたらなんとかしてやるよ、っていう
触手のような考え方はどうしても頷けない。
 
そしてその子猫から「じゃ、決まりなんで1万円」なんて
もらえない。
 
 
超実力主義だけどさ・・・
実力というのは、心・技・体、すべてが輝いてこそのもの。
どっかのCMじゃないけど「PRICELESS」というところが
本当に、本当に大切になっている仕事だと私とケイくんは思っている。
 
(カード・金融会社でもないですよ、ケイくん)

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