「ここにいて欲しくなかったんだけどねー・・・。来たら、いるんですわ。
まぶたが動いてくれないかなってじーっとみとったんですよ。
動いてくれないかな、動いてくれないかなって。
起きてくれないかなって・・・。起きないんですよね。動かないんですよ・・・・」
 
「もう会えないの・・・。昨日まで一緒に学校かよっとったんよ?」
 
「お願いです。一人娘をかえしてください。お願いです・・・」
 
「どうして今日は2両目にのっていたの?どうして?どうして・・・」
 
 
 
 
 
 
画面には悲しみしかありません。
哀しみの悲しみ、怒りの悲しみ。
 
 
マスコミさん、というかリポーターさん。
マイク向けるのつらいでしょ?
本当の心の中は「そっとしておいて上げたい」でしょ。
 
こうやって、悲しみを報道して
見ている人からJR叩きの感情を起こさせたいのかな。
 
それって、ひどくないかな。
そうさせたいことのために、人の辛く苦しい悲しみを道具に使うとしたら。
 
 
 
 
取材にこたえてくれるひとはね、平気で答えてるんじゃないと思う。
悲しみが通り越して、ただもう冷静にしているようにしか
出来ないだけだと思う。
 
 
 
そっとしておいてあげて欲しいと思うほど
「娘がね、起きないんですよ・・・」という
ただ目を伏せがちに話していたお父さんの姿に
涙が止まらなかった。
 
 
 
どれだけ心の中で泣き叫んでいるか
少しでも、マイクをむけてるひと・・・わかるなら
 
もう、やめてもいいんじゃないかな。
 
自分の家族が死んでも、平気でこたえられるのかな。
 
 
 
皆平気なわけがない。
だからなおさら。
 
 
 
 

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